医療業界への転身
最近、日本の求人状況が非正規雇用による求人が多い為、社会の厳しい現実を知った人の多くに、収入の安定した医療業界への転職を希望する声が多くあります。
しかし、医療における殆どの仕事は、医師や看護師のように国家資格を必要とする為、基本的に転職が厳しいのが現実です。
そんな中、歯医者の求人に限っては、歯科衛生士や歯科技工士などの国家資格ではなく、民間の歯科助手の資格を募集条件として、求人されているケースが殆どです。
この歯科助手という資格は、民間が発行する資格試験の為、それを有していなくても、職務することに法律的規制はなく、求人において許されれば、無資格でも歯医者に転職することが可能です。
一般的に入院施設を持たない歯医者では、クリニックとして小規模で運営しているところが多く、その為、国家資格を持つ歯科衛星士や歯科技工士よりも、人権費の安い人材を募集しております。
ですから、医師や看護師のように仮に歯科助手の資格を有しても、それが将来に安定して仕事に結びつくことはありません。
しかし、この歯科助手の資格は、一定の講習を受けることで認定資格が与えられ、難しい試験とは無関係の為、この資格をとっておくことの方が最終的に有利になることは間違いありません。
ですが、実態の歯医者さんを覗くと、20代の若い歯科助手の姿が多く、30代を超えた歯科助手が少ない為、やはり若い人材の使いまわしが多く、将来に安定して計画を持つことは難しいのが現状です。